沖縄で焼き物を買うならここ!「やちむん通り」「やちむんの里」
こんにちは!Chihiroです♪
前回に引き続き、沖縄のおすすめスポットをご紹介します。
2024年の1月、本年最初の旅行として沖縄本島を訪れました!
前回の記事でも触れていますが、沖縄旅行は何度か来ているので、
せっかくならディープスポットの探索や違った視点での楽しみ方をしたい!
ということで、前回は戦後から続く市場「栄町市場」のグルメスポットをご紹介しました。
そして今回は、お皿やカップなどの沖縄ならではの焼き物が購入できる場所を開拓しようということで、「やちむん通り」「やちむんの里」をご紹介したいと思います。
やちむんって?
場所の名前にもなっている“やちむん”。
沖縄の方言で「焼き物」を意味しています。
琉球王国時代から始まり、中国や東南アジアの国々の影響などを取り入れながら独自のスタイルとして作られ、主に読谷村や那覇市の壺屋を中心に発展してきたそうです。
厚みのある容器に力強い絵付けがされる伝統的な焼き物から、
沖縄の海のような鮮やかなブルーや首里城の朱色を使ったリゾート感のある焼き物まで幅広い種類があります。
やちむんの酒器
泡盛の文化がある沖縄。
食器やカップのほかにやちむんの代表的な酒器として、「カラカラ」「抱瓶(だちびん)」「嘉瓶(ゆしびん)」などがあります。
カラカラ
泡盛を入れる道具で、中身が空になった時に振ると中の玉が動いてカラカラと音が鳴ることからこの名前がつけられたそう。(諸説あります)
細長い注ぎ口と、下部が膨れたフォルムが特徴的な見た目になっています。
抱瓶(だちびん)
紐をつけて肩から下げやすいように作られた水筒。三日月の形をしています。
行事や外出先でも泡盛が楽しめるように作られた、沖縄伝統の酒器となっています。
嘉瓶(ゆしびん)
ひょうたんのような形をしていて、琉球王朝時代から慶事の時に泡盛を贈るために使用されてきたそう。
最近では作り手が少なくなり、本来の用途ではなく花瓶やインテリアなどに用いられるようになっているそうです。
“やちむん”が買える場所
沖縄本島の読谷村や那覇市の壺屋で発展してきたやちむんですが、現在でもそれぞれの地域でやちむん巡りができます。
読谷村エリア「やちむんの里」
1つ目は、読谷村にある「やちむんの里」になります。
エリア内には独立した19の工房やギャラリーが営業しており、それぞれ違った個性を持つやちむんを見ることができます。
中でも大嶺實清さん、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの4名が作る焼き物が有名で、4名の共同の登り窯はこの場所のシンボル的存在にもなっています。
やちむんの里にある「読谷山窯共同売店」は、こちらの4名の焼き物が購入できる共同直売所となっていて、レアなお皿やカップが購入できたり、通常よりも割安なお値段でお買い求めが可能となっています。
巡っていると、窯元によって絵付けのデザインが違っていたり、色使いや質感が違っていたりと少しずつ自分好みのデザインを発見できる楽しさもあるので、ゆっくり時間をかけて訪れるのがおすすめです。
住所:〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1
営業時間:各工房によって異なる
定休日:各工房によって異なる
駐車場:あり(無料)
アクセス:那覇空港から車(一般道)で約1時間10分
沖縄自動車道 沖縄南ICから車(一般道)で約30分
路線バス 親志バス停から徒歩で約15分
※最新の情報は公式HP等でチェックしてください
壺屋エリア「やちむん通り」
続いてご紹介するのは、那覇市の壺屋エリアにある「やちむん通り」になります。
国際通りの近くにあり那覇空港からのアクセスも抜群なので、国際通りでショッピングの予定がある方やあまり時間がない方にもおすすめです。
通りには琉球石灰岩が約400mにわたり敷き詰められていて、工房や直売店、ギャラリー、カフェやレストランなどが軒を連ねています。
やちむん通りのMAPはこちら。
歴史的なものも多く、琉球王国時代に造られ1970年代まで使われたという登り窯「南ヌ窯(ふぇーぬかま)」や、300年前に壺屋ができた当初に掘られたといわれる共同井戸「東ヌカー(あがりぬかー)」、代々続いた陶工の屋敷「新垣家住宅」なども見学することができます。
営業時間:各工房によって異なる
定休日:各工房によって異なる
駐車場:店舗による
アクセス:那覇空港から車で約20分
沖縄自動車道 那覇ICから車で約20分
バス 「壺屋」バス停から徒歩で約1分
電車 「牧志駅」から徒歩で約10分
※最新の情報は公式HP等でチェックしてください
購入した”やちむん”
最後に、実際に私が購入したやちむんをご紹介します。
【やちむん通り】ヤッチとムーン
左のマグカップは、やちむん通りにある「ヤッチとムーン」というお店で一目惚れして購入。
沖縄のビーチを表現したデザインが素敵で、鮮やかな色ながらカップの外側や持ち手部分のマットな質感となっていて柔らかい印象なのがお気に入り。
陶磁器の表面をガラス質の膜で覆う2種類の釉薬(ゆうやく)を使って、
色の境目に濃い色合いが出るように色分けがされています。
また、手作業で塗られているためひとつひとつ表情が違いました。
今回購入したものは「青い海シリーズ」のマグカップになりますが、
「らくがきシリーズ」は人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でも使用されていたそう。
【やちむん通り・国際通り・美浜】工房琉白
右側の大皿は、「工房琉白」というお店で購入。
こちらは旅行前から目星を付けて訪問。やちむん通り、国際通り、美浜の3店舗があります。
沖縄のやちむんで使用する赤土は鉄分が多く、そのまま焼くと赤褐色に仕上がるそう。
そこで、器を白く見せるために化粧掛けという技法を用いているそうです。
また、琉彩ブルーの部分にも化粧掛けが施されており、濃淡様々なブルーは複数のコバルトの顔料を調合して表現。
さらに、釉薬(ゆうやく)を使用することで鮮やかな色を表現、丈夫で扱いやすくしています。
まとめ
ということで今回は、沖縄の焼き物「やちむん」が買えるスポットをご紹介しました!
ぜひ皆さんのお気に入りの一品を探しに行ってみてください♪
食卓が華やかになること間違いなしです。
動画も公開中!
今回の旅のダイジェストはYouTubeにて公開中です。
投稿者プロフィール
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旅行好きなフリーランス。
普段は動画制作を主に担当しているほか、
アジア・オセアニア地域の情報を中心に発信。
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